おすすめ教材:全レベル問題集 数学I+A+II+B(①基礎レベル)

今日は、管理人のtwelfです。本日は数学教材の紹介を行います。

GMARCHを目標とするなら、レベル感的には通過点に位置します。解説が充実しているので自学用教材としてガンガン周回していける教材です。

 

全レベル問題集 数学I+A+II+B(①基礎レベル)

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おススメ度:★★★★☆

問題数  :★★★☆☆

問題文  :★★★☆☆

解説量  :★★★★☆

旺文社の全レベルシリーズからの一冊ですね。書店でたいてい置いてあるので、目にしたことのある人は多いでしょう。

有名教材だからと言って変に色気を出して避けるメリットは微塵もありません。基本的に、このシリーズは解説の質と量が優れているので、受験学年の夏くらい、教材に悩んだときはとりあえず選んでおけば全く問題無しです。

 

◇教材の特徴

・問題の5倍の解説

・厳選された問題で効率よく得点アップ

基礎レベルで問題数は140問。各単元の基礎知識で一発という問題も多く、GMARCHクラスを狙う生徒にとっては、高出題頻度の問題を厳選したお手頃な問題集として活用ができます。1日10問解いていけばIAIIBを2週間でカバーできるというのは学習の偏り予防としては心強いです。「チャート式」などの分厚さに心が折れてしまった方にもおすすめ。

問題が別冊。解答が本冊という構成。問題冊子が40ページ強、解答が200ページ以上です。「基礎問題精講」や「チャート式」シリーズのように例題からまず入るスタイルではありません。問題冊子はそれこそ本当に問題を羅列したのみ。諸公式や解答へのアプローチなどは解答の冊子の方についています。

ですので、まずは学校での勉強や「チャート式」のような解法パターン網羅型の教材で基礎力を積み、少々の疑問点なら自力で解決したり他教材との知識の紐づけを行うことができる地力をつけた段階で取り組むのが自然な道なのでしょう。

 

◇おススメポイント

問題の取捨選択のセンスが良いです。

スピーディーに数学の学習を進めていきたい場合。例題→類題という構成の教材には気を付けるべき落とし穴が存在します。

まずは「黄チャート」「FocusGold」のような、とにかく問題パターン別の解答法を網羅しましたよという教材。「解法を知ってから今度は自力で頑張る」という経験を積み重ねることで知識の拡充を狙っていくスタイルといえます。

しかし、例題を覗いてからの短期記憶でそのまま類題をこなしてしまうと、単元が終わったころには各種の半端に詰め込んだ知識が定着しないまま喧嘩を起こします。「簡単な問題が簡単に解けない」という状況に陥ってしまいがちです。難しいだけであまり出題されないといった形式の問題も含まれるため、一定の基準に沿って問題の取捨選択を行う必要があるのも少々大変なところ。例えば「黄チャート」なら、それは問題の横に記されているコンパスの数ということになるわけですが。

次は、例題→類題という構成でありながら問題を厳選し、コンパクトにまとまった教材の問題点について。この難易度帯だと、「基礎問題精講」がその手の教材に該当するでしょうか。

本当に例題←→類題の関係が成立しているとよいのですが、無理に限られた問題数の中でカバー範囲を増やそうとした結果、「例題と類題とが似たような問題に見えて、実は解答に使う道具が違う」といった場合が散見されます。

例題の考え方をまじめになぞっていたらそこで馬鹿を見てしまう教材が多い。

その点、全レベルは潔く、例題をそぎ落とした問題集とするという編集方針で好感が持てます。まあ、その分導入のハードルが高くなってしまってはいるので、学校問題集などで身に付けた基礎力が必要というのはそういうわけです。

各単元ごとの問題のバランスも、妙に偏ることなく妥当な範囲だと思います。

 

◇使用時期

数学の実力に自信がある生徒は受験学年の春から。

合計140題なので一日5題を習慣づければ1か月で終わります。その後は全レベルの②や③へと進んでいきましょう。(全レベルの②は共通対策なのでスルーするという手もあります。まあ、時間に余裕があれば演習してしまってよいと思いますが)

①~③を終えた段階で数IIIの学習も進んできているはず。全レベルの⑤が数IIIの特集になっています。段々とそちらに重心を移していきましょう。

全レベル問題集を演習し終えたらその後は「紫チャート」など。弱点を発見したら「黄チャート」や「FocusGold」に戻ったり、本当に自信があるなら「大学への数学」に手を出したり...。個人的には「イチから鍛える数学演習」シリーズを夏以降の起案教材として推したいですね。あまり使っている人の少ない教材ではありますが。

数学が苦手科目という人。

学校教材や「黄チャート」の内容を受験学年の1学期で頑張って消化していきましょう。夏~秋にかけて全レベルシリーズを活用することをお勧めします。過去問を解き始める前段階としての位置づけですね。

 

◇最後に

なんだかんだ書き手の個性が表れにくく、だからこそ選びにくい数学教材。「自分がこなせる難易度であるか」「どれだけのスピードで周回する必要があるか」天秤にかけていくことが肝要です。

使ってみての感想をお待ちしております。