おすすめ教材:読んで見て覚える古文単語315

こんにちは、管理人のtwelfです。本日は古文単語教材をご紹介します。

 

私は英単語帳以上に古文単語長選びは本番での点数を左右すると生徒にはよく伝えます。

英作文やスピーキングなどを考えない場合、英単語帳は極論、意味と例文が載っていれば何でもよいのです。重要単語の細かなニュアンスの差異などは語法のところで勉強しますし、問題の作り方も細かなニュアンスで引っかけるようには作成されないのが基本です。

一方、古文の語彙に関しては、非常に深いレベルが求められています。辞書に④、⑤などと番号が振ってあるマイナーな意味は勿論。問題文も国語力がないと差異を判別できないような微妙な書き方で誤答を誘発してきたりします。

国語力?そうです。古文単語だろうが漢文の語句だろうが、読み解くには自分の操る現代日本語との繋がりの中で知識を整理する必要があるのです。国語入試はあくまで総合戦力によります。

それでは、その国語力につながる形で古文の単語知識を身に着けるには、どのような教材が適しているのでしょうか。

読んで見て覚える古文単語315

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おススメ度:★★★★☆

問題数  :-----

問題文  :-----

解説量  :★★★★☆

帯には「全国の高校でダントツの採用実績!」「もっとも売れている」などの文字が踊ります。確かに、これを学校から渡されている生徒さんはかなり多いですね。

「ゴロゴ」などを基幹教材として渡す高校は聞いたことありませんし、この手の質のある教材を渡すのが教育的に無難ではあるのでしょうが。

それでも、先生方のウケが良いのには訳があります。

 

◇教材の特徴

・多義、例文、イラスト、核の意味、バランスよく配置。

・和歌、古典常識、文学史、すべてがオールインワン

 

単語帳としての命、単語解説ページは情報量多く、かといってごちゃごちゃなっておらず読みやすいです。単語の成り立ちや豆知識や、読解に役に立つ実践知識は上段。派生語は一番下。意味と対応して例文が複数載っており、それの意味を悪人しながら読むだけでも力がつくでしょう。インパクトあるイラストが多めに収録されているのもうれしいですね。

時折数ページ挟まるコラムが非常に役にたちます。「うち」「もて」「とり」「さし」「たち」「あい」などの接頭語、「げなり」「ども」「ばら」などの接尾語を徹底解説したコラム。「なつく」「つつまし」など、古今異義語のルーツをたどりつつ現代語との橋渡しを行うコーナー、敬語を利用した主語判別を実勢に解説するコーナー...。なかなか読ませるものもあります。

 

◇おススメポイント

何より、単語の多義に対応して例文が多めに収録されていることです。古文では英単語暗記の際に友好な、「一対一対応での暗記」があまり役に立ちません。古文の中ではどのような使われ方をするのか?別の訳としてどのようなものがありうるのか?逐一確認することが国語力向上に役に立ちます。

第2のおススメポイントはまさかの巻末です!単語や慣用句を解説し終えたラストに怒涛の勢いでお役立ち情報が満載。和歌の各技法の解説、四季の風物、時刻と方位、恋愛と結婚、後宮などの古文常識、そして文学史と十分な解説とともに収録されています。これらの情報量の多さと読みやすさ。本教材を受験年間の友としてぜひぜひボロボロになるまで読み込むことをお勧めする理由です。

 

 

◇注意点

辞書や古文読解のためのガイドブックとして優秀な本冊。欠点を挙げるとするならばやはり演習のやりにくさでしょう。眺めているだけでは頭には入らないので、何かしらの演習を取り入れる必要があります。学校でこの教材が採択されている方は学校の方である単語の試験に必死で取り組むという手がありますね。頑張ってください。

完全に自学のためにこの教材を導入した場合、この教材の情報量を頭に叩き込むために何かしらの問題演習を取り入れてください。

個別指導の塾に通っていたり、家庭教師の先生に教わっている方は一週間に30~50単語ほどのペースで口頭でチェックテストをしてもらうという手があります。

後はスマホアプリの活用も手として挙げられますね。調べるといくらでも出てくるのでインストールして隙間時間にポチポチしてみてください。

 

◇導入の時期について

年度初め~受験まで。以上!

ただ、英単語帳は最後の最後まで効率よく語彙力を増強するための教材がそろっていますが(「究極の英単語」シリーズなど)古文に関しては次のステップのための教材がありません。しいて言うならゴロゴやFORMULA600が収録語数が多い、といった程度ですね。ですので、英単語帳よりも早めに完成させて、読解演習を通じて国語力と選択肢選びのカンを磨いていく必要があるわけです。

 

◇最後に

単語と文法を覚えてもどうにもならないという感触を抱く方も多い古文。伸び悩みにハマらないためにも、単純な暗記にとどまらない知識のパスを伸ばしておく必要があります。そのための一冊として、読んで見て覚える古文単語315はぜひぜひ手元においてほしい教材です。

 

本日は以上です。使ってみて、記事を読んでの感想をお待ちしています。